「洗濯物を干すと肩が痛い」
「髪を結ぼうとしても腕が上がらない」
「最初は少し違和感がある程度だったのに、だんだん肩を動かしにくくなってきた」
こうした症状でお困りになる40代・50代の方は少なくありません。
今回は、宝塚げんき鍼灸整骨院へ実際にご相談いただいた、宝塚市在住・50代女性の四十肩・五十肩の症例をご紹介します。
なお、症状や回復までの期間には個人差があります。
この症例と同じ施術回数や期間で改善することを保証するものではありません。一例としてご覧ください。
- 今回の症例|50代女性・肩の痛みと腕の上がりにくさ
- 初回は腕を上げる・横へ開く動きがつらい状態
- 洗濯物を干すと肩が痛いのはなぜ?
- 髪を結ぶ動作がつらくなることも
- 「50代で腕が上がらない=五十肩」とは限りません
- 腱板断裂でも肩は痛くなります
- 転倒後から肩が上がらない場合
- 夜、肩が痛くて眠れない場合
- 痛いのに無理やり動かした方がいい?
- 今回の症例でも無理に肩を動かすことから始めませんでした
- 施術経過
- 症例記事の「何回で良くなった?」だけを見ないでください
- 首から肩・腕へ症状が広がる場合
- こんな肩痛は整形外科を優先
- 宝塚げんき鍼灸整骨院では何を確認する?
- 今回の50代女性の症例から確認したい5つのポイント
- 宝塚市・阪急山本駅周辺で腕が上がらない方へ
- まとめ
今回の症例|50代女性・肩の痛みと腕の上がりにくさ
- 年代:50代
- 性別:女性
- お住まい:宝塚市
- 主なお悩み:肩の痛み・腕の上がりにくさ
数か月前から肩に違和感が出始め、徐々に腕を上げにくくなっていました。
特につらかったのが、
- 洗濯物を干す
- 髪を結ぶ
- 腕を横から上げる
といった日常動作です。
整形外科では四十肩・五十肩と診断され、その後も肩の痛みや動かしにくさが続いたため当院へ来院されました。
初回は腕を上げる・横へ開く動きがつらい状態
初回に肩の状態を確認すると、腕を上へ持ち上げる動作や、横へ開く動作で痛みと可動域の制限がみられました。
痛みを我慢して無理に上げようとすると鋭い痛みが出る状態でした。
そのため、最初から肩を強く動かして可動域を広げるのではなく、現在どこまで動かせるのか、どの方向で痛むのかを確認しながら施術を進めました。
洗濯物を干すと肩が痛いのはなぜ?
洗濯物を干す動作では、腕を肩より高い位置まで上げる必要があります。
肩の動きが狭くなっている場合、この動作で痛みが出やすくなります。
また、腕だけでなく肩甲骨や体幹も一緒に動くため、肩が動きにくくなると身体を反らしたり、反対側へ傾けたりして代償することがあります。
「腕は何とか上がるから大丈夫」ではなく、無理な身体の使い方になっていないかも確認します。
髪を結ぶ動作がつらくなることも
髪を結ぶには、腕を上げた状態を保ちながら、肩を外側へ開いたり回したりする必要があります。
四十肩・五十肩で肩関節の動きが狭くなると、
- 髪を結ぶ
- ドライヤーを使う
- 高い棚の物を取る
- 服を着る
- 背中へ手を回す
といった日常動作が難しくなることがあります。
「50代で腕が上がらない=五十肩」とは限りません
40代・50代で肩を上げると痛むと、
「年齢的に五十肩やろ」
と思われがちです。
しかし、肩を上げると痛む原因は五十肩だけではありません。
例えば、
- 肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)
- 肩腱板断裂
- 石灰沈着性腱板炎
- 上腕二頭筋長頭腱周辺の問題
- 頚椎からくる神経症状
などでも、肩周辺に症状が出ることがあります。
必要に応じて整形外科で画像検査などを受け、原因を確認することが大切です。
腱板断裂でも肩は痛くなります
中高年の肩痛で、五十肩と区別したいものの一つが肩腱板断裂です。
腱板断裂では、
- 肩を動かすと痛い
- 夜に肩が痛む
- 腕を上げると力が入りにくい
- 肩を動かすと引っかかる感じがする
などの症状がみられる場合があります。
「腕がある程度上がるから腱板断裂ではない」とも限りません。
転倒後から肩が上がらない場合
今回の症例では徐々に肩の症状が出てきました。
一方、
- 転倒して肩を強く打った
- 重い物を持った瞬間に痛めた
- 腕を強く引っ張られた
- 事故後から肩が痛い
など、明確な外傷のあとから腕が上がらなくなった場合は考え方が変わります。
骨折・脱臼・腱板損傷などを確認するため、整形外科での評価を優先してください。
夜、肩が痛くて眠れない場合
四十肩・五十肩では、夜に肩の痛みが強くなることがあります。
特に、寝返りをしたときや痛い側を下にしたときにつらいという方もいます。
ただし、腱板断裂などでも夜間痛が出ることがあります。
「夜痛いから五十肩」と自己判断せず、痛みが強く睡眠に大きく影響する場合は医療機関で確認しましょう。
痛いのに無理やり動かした方がいい?
「五十肩は動かさないと固まる」
という話を聞き、痛みを我慢して肩を強く動かす方もいます。
しかし、痛みが強い時期に無理な運動を行えばよいとは限りません。
症状が強い時期と、痛みが落ち着いて動きを戻していく時期では、運動の内容や強さを変える必要があります。
強い痛みが出る方向へ何度も無理に動かす必要はありません。
今回の症例でも無理に肩を動かすことから始めませんでした
初回は、腕を上げたり横へ開いたりすると強い痛みが出ていました。
そのため、その場で無理に肩の可動域を広げることを目的にはしませんでした。
肩周囲の筋肉や関節の状態、肩甲骨の動きなどを確認しながら施術を行いました。
状態に応じて鍼灸も取り入れました。
ただし、鍼灸によって腱板断裂などの構造そのものを修復するという説明はしていません。
施術経過
施術を重ねる中で、まず痛みの変化がみられ、その後少しずつ腕を上げやすくなっていきました。
日常生活でも、洗濯物を干す・髪を結ぶなどの動作が徐々に行いやすくなりました。
最終的には、日常生活での大きな不自由がほとんどない状態まで経過しました。
ただし、これは今回の患者さん個人の経過です。
「五十肩なら○回で改善する」という意味ではありません。
症例記事の「何回で良くなった?」だけを見ないでください
症例を見ると、どうしても施術回数が気になると思います。
しかし、同じ「肩が痛い」という症状でも原因は異なります。
また、
- 症状が始まってからの期間
- 肩の可動域
- 夜間痛の有無
- 仕事や家事での負担
- 過去のケガ
などによって経過は変わります。
症例は、同じ回数で改善するという保証ではなく、「このような症状の方も相談されている」という参考としてご覧ください。
首から肩・腕へ症状が広がる場合
肩だけではなく、
- 首を動かすと腕まで痛む
- 手や指がしびれる
- 腕に力が入りにくい
場合には、頚椎からくる神経症状も確認する必要があります。
「肩が痛いから肩だけの問題」とは限りません。
こんな肩痛は整形外科を優先
- 転倒や事故のあとから腕が上がらない
- 肩が大きく腫れている
- 突然非常に強い痛みが出た
- 腕へ力が入りにくい
- 夜間痛が非常に強く眠れない
- 手・腕に強いしびれがある
- 症状が急速に悪化している
「年齢的に五十肩」と決めつけず、必要な場合は整形外科で状態を確認してください。
宝塚げんき鍼灸整骨院では何を確認する?
肩を上げると痛い方について、
- いつから痛むか
- 何かきっかけがあったか
- どの方向へ動かすと痛いか
- 腕をどこまで上げられるか
- 夜間痛があるか
- 肩周辺の圧痛
- 腕や手にしびれがないか
- 洗濯・着替えなど何に困っているか
などを確認します。
腱板断裂や骨折などが疑われる場合には、整形外科での評価を優先していただきます。
今回の50代女性の症例から確認したい5つのポイント
- 軽い違和感から徐々に動かしにくくなる場合がある
- 洗濯・身支度など日常生活への影響を見る
- 肩が上がらないからといって全部五十肩ではない
- 痛みの強い時期に無理やり動かさない
- 回復期間や施術回数には個人差がある
宝塚市・阪急山本駅周辺で腕が上がらない方へ
40代・50代で肩を上げにくくなると、四十肩・五十肩を考える方は多いと思います。
今回の50代女性も、洗濯物を干す、髪を結ぶといった日常動作に支障が出ていました。
ただし、肩を上げると痛む原因は一つではありません。
症状が続く場合や、夜間痛、筋力低下、外傷後の強い痛みがある場合は、整形外科で状態を確認しましょう。
まとめ
今回取り上げたのは、数か月かけて肩の痛みと動かしにくさが進み、洗濯物を干す・髪を結ぶといった動作がつらくなった50代女性の症例です。
整形外科で四十肩・五十肩と診断されたあとも症状が続き、当院へご相談いただきました。
施術では強い痛みを我慢して肩を動かすのではなく、その時点の肩の状態を確認しながら対応しました。
一方、肩腱板断裂などでも「肩を上げると痛い」という症状は起こります。
肩痛を年齢だけで五十肩と決めつけず、症状の出方、肩の動き、筋力、外傷歴などを確認することが大切です。
宝塚市・阪急山本駅周辺で、腕が上がらない、洗濯物や着替えで肩が痛いなどのお悩みがある方は、宝塚げんき鍼灸整骨院までご相談ください。


