「走るとすねの内側が痛い」
「部活の後半になるとすねがズキズキする」
「シンスプリントと言われたけど、このまま練習して大丈夫?」
このようなお悩みはありませんか?
陸上・サッカー・バスケットボールなど、走る・ジャンプする動作を繰り返すスポーツでは、すねの内側に痛みが出ることがあります。
代表的なものの一つがシンスプリントです。
一方、同じような場所に痛みが出るものとして、脛骨の疲労骨折もあります。
ここで大切なのは、
「走りすぎだからシンスプリントだろう」と自己判断して、痛みを我慢しながら練習を続けないこと。
今回は、走るとすねが痛む方へ、シンスプリントの特徴、疲労骨折との違い、練習量を見直す目安について解説します。
- シンスプリントとは?
- どのあたりが痛くなる?
- 最初は走っているときだけ痛むことがあります
- 「ウォームアップしたら痛くなくなる」から続けていい?
- シンスプリントと疲労骨折は別のもの
- 疲労骨折ではどんな痛みが出る?
- 「広く痛い」と「一点が強く痛い」は一つのヒント
- 疲労骨折はレントゲンですぐ分かる?
- こんなすね痛は疲労骨折も含めて整形外科へ
- 「部活を休みたくない」場合こそ早めに相談
- シンスプリントなら走ってもいい?
- 急に練習量を増やしていない?
- 硬い路面も確認しよう
- 靴も一度チェック
- 扁平足なら必ずシンスプリントになる?
- ふくらはぎを伸ばせば治る?
- ストレッチは痛みを我慢しない
- 「休めば治る、復帰したらまた痛い」を繰り返していない?
- ランニングフォームを無理に変えすぎない
- 前日の9月25日「オスグッド」との違い
- 突然「ブチッ」と痛んだ場合はシンスプリントとは別に考える
- 宝塚げんき鍼灸整骨院では何を確認する?
- 「すねだけ施術すれば再発しない」とは考えません
- 走るとすねが痛い方|6項目チェック
- 宝塚市・阪急山本駅周辺で走るとすねが痛い方へ
- まとめ
シンスプリントとは?
シンスプリントは、ランニングやジャンプなどの繰り返しによって、すねの骨である脛骨周辺に痛みが出るスポーツ障害です。
日本スポーツ整形外科学会では、シンスプリントについて、主にすねの内側からやや後方にかけて比較的広い範囲に痛みや圧痛が出ることを特徴として挙げています。
特に、
- 最近、練習量が増えた
- 走る距離が急に増えた
- ダッシュやジャンプが増えた
- 硬い路面で走る機会が増えた
- 久しぶりに部活・ランニングを再開した
といったタイミングで症状が出ることがあります。
どのあたりが痛くなる?
シンスプリントでは、すねの内側、特に脛骨の下の方から中央付近にかけて痛みを感じることがあります。
特徴の一つは、
「指一本でここ!」という一点だけではなく、ある程度広い範囲が痛むことがある
という点です。
例えば、すねの内側を指でなぞると、数cm以上にわたって痛みを感じる場合があります。
ただし、痛む場所だけでシンスプリントと診断することはできません。
最初は走っているときだけ痛むことがあります
初期では、
- 走り始めに痛む
- 練習中に痛む
- 運動が終わると少し楽になる
- 翌日は比較的マシ
といった状態のことがあります。
この段階で、
「走れるから大丈夫」
と同じ練習量を続けてしまう方もいます。
しかし、症状が強くなると運動中の痛みが続いたり、日常の歩行でも気になったりすることがあります。
「ウォームアップしたら痛くなくなる」から続けていい?
走り始めは痛かったのに、身体が温まると痛みが軽く感じることがあります。
だからといって、問題がなくなったとは限りません。
特に、
- 毎回同じ場所が痛む
- 走る距離が短くても痛くなってきた
- 練習後の痛みが以前より長く残る
場合は、運動量を一度見直しましょう。
シンスプリントと疲労骨折は別のもの
ここは大切なポイントです。
シンスプリントと疲労骨折は、どちらも繰り返しの運動負荷によってすねに痛みが出ることがありますが、同じものではありません。
疲労骨折とは、一度の大きな外力ではなく、比較的小さな力が同じ骨へ繰り返し加わることで骨に損傷が生じるものです。
日本整形外科学会でも、健康な骨であっても同じ場所へ繰り返し負荷がかかると疲労骨折を起こすことがあると説明しています。
「シンスプリントを放置すると必ず疲労骨折になる」という単純な関係ではなく、似た症状を示すため鑑別が重要と考えてください。
疲労骨折ではどんな痛みが出る?
疲労骨折では、
- 走るとすねが痛い
- ジャンプや着地で痛い
- 同じ場所を押すと強く痛い
- 練習を続けるほど痛みが強くなる
といった症状がみられることがあります。
状態によっては、スポーツ中だけではなく、歩行や日常生活でも痛むことがあります。
痛みだけでシンスプリントと疲労骨折を完全に見分けることはできません。
「広く痛い」と「一点が強く痛い」は一つのヒント
典型的には、シンスプリントではすねの内側に比較的広い範囲の圧痛がみられます。
一方、疲労骨折では限局した場所に強い圧痛を認めることがあります。
ただし、これはあくまで判断材料の一つです。
自分ですねを何度も強く押したり、ジャンプを繰り返して診断する必要はありません。
症状が強い場合は整形外科で確認しましょう。
疲労骨折はレントゲンですぐ分かる?
疲労骨折では、発症初期のレントゲンで明らかな変化が出ない場合があります。
そのため、症状や経過から疲労骨折が疑われる場合には、必要に応じてMRIなどの画像検査が行われることがあります。
「レントゲンで何もなかったから絶対に骨は大丈夫」と自己判断せず、症状が続く場合は医師の指示に従いましょう。
こんなすね痛は疲労骨折も含めて整形外科へ
次のような場合は、「シンスプリントだから」と練習を続けず、整形外科で確認することをおすすめします。
- 痛む場所が一点にかなり集中している
- 歩くだけでも痛い
- 運動を休んでも痛みが続く
- 痛みが日に日に強くなっている
- 腫れがある
- 片脚へ体重をかけるのがつらい
- 何週間も痛みを繰り返している
必要に応じて画像検査で疲労骨折などがないか確認します。
「部活を休みたくない」場合こそ早めに相談
シンスプリントでよくあるのが、
「大会が近いから休めない」
「レギュラーから外れたくない」
という状況です。
しかし、痛みが強くなるまで練習を続け、結果的に長期間スポーツができなくなるのは避けたいところです。
早い段階で練習量を調整することで、完全休止を避けられるケースもあります。
どこまで運動できるかは、症状の程度や診断によって異なります。
シンスプリントなら走ってもいい?
「シンスプリントなら骨折じゃないから走ってもいい」ということではありません。
日本スポーツ整形外科学会では、ランニングに影響するような強い痛みがある場合には、練習量を減らすことを治療の一つとして挙げています。
例えば、
- フォームが崩れるほど痛い
- 走るほど痛みが強くなる
- 翌日まで強く残る
- 普段の歩行でも痛い
場合は、そのまま同じ練習を続けるのではなく一度負荷を下げましょう。
急に練習量を増やしていない?
シンスプリントでは、運動量の急な変化が重要なポイントになります。
例えば、
- 新学期から部活が本格化した
- 走り込みメニューが始まった
- 練習日が週3日から毎日になった
- 短距離中心から長距離走が増えた
- 休み明けにいきなり元の練習へ戻した
といった変化です。
「練習量を増やした直後から痛くなった」という情報は、診察や施術時にも重要です。
硬い路面も確認しよう
日本スポーツ整形外科学会では、シンスプリントの要因の一つとして硬い路面でのランニングを挙げています。
最近、
- 土のグラウンドからアスファルトへ変わった
- ロードでの走り込みが増えた
- 体育館でジャンプ練習が増えた
など、練習環境が変わっていないかも確認してみましょう。
靴も一度チェック
ランニングシューズや競技用シューズが、
- かなりすり減っている
- サイズが合っていない
- 長期間使い続けている
- 新しい靴へ替えた直後
ではないでしょうか。
靴だけがシンスプリントの原因とは限りませんが、練習量や路面などと合わせて確認しておきたいポイントです。
扁平足なら必ずシンスプリントになる?
足部の形態はシンスプリントに関係する要因の一つとして考えられています。
ただし、
「扁平足だからシンスプリントになった」と一つの原因だけで説明することはできません。
運動量、競技、身体の使い方、路面、靴など複数の条件を合わせて考えることが大切です。
ふくらはぎを伸ばせば治る?
日本スポーツ整形外科学会では、シンスプリントの対応として下腿筋群のストレッチを紹介しています。
ただし、ストレッチだけですべて解決するというものではありません。
痛みの強い状態で練習量を変えずに、ストレッチだけ追加するのでは不十分な場合があります。
まず現在の運動量を確認しましょう。
ストレッチは痛みを我慢しない
ふくらはぎを伸ばすときは、軽く伸びる程度で構いません。
すねに鋭い痛みが出るほど強く行う必要はありません。
痛みが強くなる場合は中止してください。
「休めば治る、復帰したらまた痛い」を繰り返していない?
シンスプリントでは、数日休むと楽になり、元の練習量へ一気に戻した途端に再び痛むことがあります。
痛みがなくなったら、
- 歩行
- 軽いジョギング
- 短時間のランニング
- 競技動作
- 通常練習
というように、段階的に負荷を戻すことを考えましょう。
「昨日痛くなかったから今日は100%」ではなく、その日の運動後や翌日の状態も確認します。
ランニングフォームを無理に変えすぎない
すねが痛いと、ネット動画などを見て急に走り方を大きく変える方もいます。
しかし、フォームを急激に変えると、今度はふくらはぎ・アキレス腱・膝など別の場所へ負担が移ることがあります。
痛みがある時期に自己流で大きなフォーム変更を行うより、まず運動量や身体の状態を確認しましょう。
前日の9月25日「オスグッド」との違い
成長期のスポーツでは、膝下が痛むオスグッドと、すねが痛むシンスプリントが混同されることがあります。
オスグッドでは主に膝のお皿の少し下にある脛骨粗面に痛みが出ます。
一方、シンスプリントでは、そこより下のすね内側に痛みが出ることが多くなります。
同じ「脛骨」という骨の周辺でも、痛む場所や病態は異なります。
突然「ブチッ」と痛んだ場合はシンスプリントとは別に考える
ランニング中、
「ふくらはぎにブチッとした痛みが走った」
という場合には、肉離れなど急性の筋損傷も考えます。
シンスプリントは一般的に繰り返し負荷によって徐々に症状が出るため、明確な瞬間に突然強く痛くなった場合は別の外傷を確認する必要があります。
宝塚げんき鍼灸整骨院では何を確認する?
宝塚げんき鍼灸整骨院では、走るとすねが痛い方について、
- 痛む場所
- 痛みが広い範囲か一点か
- いつから痛いか
- 運動中・運動後・日常生活での痛み
- 最近の練習量の変化
- 競技や路面
- 靴の状態
- 足首・膝・股関節の動き
などを確認します。
疲労骨折が疑われる場合や、歩行時にも強く痛む場合などには、整形外科での画像検査を優先していただきます。
医療機関で疲労骨折などが否定され、シンスプリントなどのスポーツ障害と考えられる場合には、状態に応じて運動量の調整、身体のケア、セルフケアなどをご提案します。
「すねだけ施術すれば再発しない」とは考えません
ランニング時のすね痛では、痛む場所だけを見るのではなく、練習量や競技環境も大切です。
身体をケアしても、その直後から同じ練習量を繰り返せば症状が再び出ることがあります。
当院では、施術だけではなく、運動量や復帰の仕方についても一緒に考えます。
走るとすねが痛い方|6項目チェック
- 最近、走る距離や練習日数が増えた?
- すね内側の広い範囲が痛む?
- 一点だけ非常に強く痛む場所はない?
- 歩いているときにも痛くなっていない?
- 休んでも痛みが続いていない?
- 練習するたび症状が強くなっていない?
このチェックだけでシンスプリントや疲労骨折を診断することはできません。
特に局所の強い痛みや歩行時痛がある場合は、医療機関へ相談してください。
宝塚市・阪急山本駅周辺で走るとすねが痛い方へ
走るとすねの内側が痛む場合、シンスプリントが原因の一つとして考えられます。
特に、練習量を増やした時期やランニング環境が変わった時期には症状が出ることがあります。
一方、同じすねの痛みでも疲労骨折など別の問題が隠れている場合があります。
「走れるから大丈夫」「シンスプリントだから我慢していい」と決めつけず、痛みが強くなっている場合は一度状態を確認しましょう。
まとめ
走るとすねの内側が痛む場合、代表的なスポーツ障害の一つにシンスプリントがあります。
シンスプリントでは、すね内側の比較的広い範囲に痛みが出ることがあり、練習量の急な増加やランニング環境などが関係することがあります。
一方、同じようなすねの痛みを起こす疲労骨折もあるため、「シンスプリントだろう」と自己判断して練習を続けるのはおすすめできません。
一点に強い痛みがある、歩くだけでも痛い、休んでも痛い、症状が徐々に強くなっているなどの場合は、整形外科での確認を優先してください。
宝塚市・阪急山本駅周辺で、ランニングや部活動によるすねの痛み、シンスプリントにお悩みの方は、宝塚げんき鍼灸整骨院までご相談ください。

