台風の前に頭痛がする?天候と頭痛を記録する「頭痛ダイアリー」のすすめ

台風や天候の変化による頭痛と頭痛ダイアリーの付け方を解説するアイキャッチ画像 健康コラム

「台風が近づくと頭が痛くなる気がする」

「雨の前日は、決まってこめかみがズキズキする」

「天気予報を見る前に頭痛で雨が分かる」

そんな経験はありませんか?

天候の変化をきっかけに頭痛を感じる方はいます。

ただし、頭痛が起きた日に雨が降っていたからといって、「今回の頭痛は気圧だけが原因」と判断することはできません。

睡眠不足、寝すぎ、食事、ストレス、月経、長時間のデスクワーク、薬の使用など、ほかの要素が重なっている場合もあります。

そこでおすすめしたいのが、頭痛ダイアリーです。

今回は、台風や天候の変化で頭痛が気になる方へ、頭痛ダイアリーに何を記録すればよいのか、片頭痛・緊張型頭痛の特徴、医療機関を受診した方がよい頭痛について解説します。

「気圧頭痛」と決めつける前に頭痛を記録してみよう

宝塚げんき鍼灸整骨院には、以前から雨や気圧の変化と頭痛について解説した記事があります。

今回の記事では、「なぜ気圧で頭痛が起こるのか」を繰り返すのではなく、自分の頭痛のパターンを知る方法に焦点を当てます。

日本頭痛学会では、頭痛が起きた日時や痛みの特徴、薬の使用などを記録する「頭痛ダイアリー」を紹介しています。

MEMO欄には、天気・外出・寝すぎなど、頭痛のきっかけとして気づいたことも記録するよう勧めています。

気圧や天候と頭痛について詳しく見る

頭痛ダイアリーには何を書けばいい?

難しい記録を毎日長文で書く必要はありません。

次の項目を簡単に残してみましょう。

① 頭痛が起きた日時

「9月11日 午後3時」など、日付と時間帯を書きます。

朝・昼・夜のどこで起きやすいかを見るだけでも役立ちます。

② 痛みの強さ

例えば、

  • 軽い:仕事や家事はできる
  • 中程度:集中しにくい
  • 強い:横になりたい、日常生活に支障がある

というように、自分で分かる基準を決めておきましょう。

③ どんな痛み?

痛み方も重要です。

  • ズキズキする
  • 脈打つ感じ
  • ギューッと締めつけられる
  • 頭全体が重い
  • 片側だけ痛い
  • 後頭部が重い

など、感じたまま記録してください。

④ 何時間続いた?

30分程度なのか、数時間なのか、一日中なのかも記録します。

⑤ 吐き気・光・音はどうだった?

頭痛と一緒に、

  • 吐き気
  • 光がまぶしい
  • 音がうるさく感じる
  • においがつらい

などがなかったかも確認してみましょう。

これらは頭痛のタイプを考えるうえで重要な情報になります。

⑥ 頭痛薬を飲んだ時間も記録

頭痛薬を使った場合は、

  • 薬の名前
  • 飲んだ時間
  • 効いたかどうか

も記録しましょう。

「最近、薬を飲む日が増えてきた」という変化にも気づきやすくなります。

自己判断で薬を我慢する必要はありませんが、使用する回数が増えている場合は医師や薬剤師へ相談してください。

頭痛薬を使う回数が増えている方はこちら

⑦ 天気だけでなく睡眠も書いておく

「雨の日だけ記録する」より、睡眠についても簡単に残しておくのがおすすめです。

例えば、

  • 睡眠5時間
  • 前日夜更かし
  • 休日で3時間寝坊
  • 昼寝2時間

などです。

片頭痛では、睡眠不足だけでなく寝すぎがきっかけになると感じる方もいます。

「台風の日は頭痛になると思っていたけど、実は毎回前日に寝不足だった」というパターンが見つかることもあります。

⑧ 食事・水分も簡単にチェック

詳細な食事日記まで作る必要はありません。

ただ、

  • 朝食を抜いた
  • 昼食がかなり遅れた
  • 水分をほとんど取っていなかった
  • いつもより飲酒量が多かった

など、普段と違うことがあれば残しておきましょう。

⑨ 月経との関係も記録

女性では、月経に関連して片頭痛が起こる場合があります。

日本頭痛学会の頭痛ダイアリーにも、月経期間を記録する欄があります。

数か月記録することで、「毎月ほぼ同じ時期に頭痛が起きている」というパターンに気づける場合があります。

⑩ 天気・気圧の変化

そして最後に天候です。

例えば、

  • 台風接近中
  • 雨の前日
  • 朝から雨
  • 急に天候が崩れた

など、自分が気づいた範囲で構いません。

気圧の数字を毎時間細かく記録する必要はありません。

まずは「自分がどう感じたか」を他の要素と一緒に記録してみましょう。

1日分ならこれくらいでOK

例えば、次のような簡単な記録で十分です。

9月11日 15時頃

  • 痛み:中程度
  • 場所:右こめかみ
  • 痛み方:ズキズキ
  • 吐き気:少しあり
  • 光:まぶしく感じた
  • 薬:16時に使用、1時間後に軽減
  • 睡眠:5時間
  • 天候:午後から雨

これを何回か続けると、一度の頭痛だけでは分からなかった傾向が見えてくる場合があります。

頭痛ダイアリーは何日つければいい?

一日や二日だけでは、偶然なのかパターンなのか分かりにくいことがあります。

日本頭痛学会が公開している頭痛ダイアリーは、1枚で4週間を記録できる形式になっています。

まずは1か月程度記録し、頭痛を繰り返す方は受診時に医師へ見せると説明しやすくなります。

「台風だから頭痛が来る」と思い込みすぎない

天気予報で台風を見た瞬間に、

「明日は絶対頭が痛くなる」

と不安になってしまう方もいます。

しかし、毎回必ず天候だけで頭痛が起こるとは限りません。

記録すると、

  • 雨でも頭痛がない日
  • 晴れていても頭痛がある日
  • 寝不足+雨の日だけ頭痛がある

といった違いが見えてくることがあります。

頭痛ダイアリーの目的は、「台風が原因だ」と証明することではなく、自分の頭痛がどんな条件で起こりやすいか整理することです。

片頭痛っぽい頭痛とは?

日本頭痛学会では、片頭痛の代表的な特徴として、

  • ズキズキと脈打つような痛み
  • 中程度〜強い頭痛
  • 動くと悪化する
  • 吐き気を伴う
  • 光や音がつらく感じる

などを挙げています。

片側だけに起こるイメージがありますが、両側に痛みが出る方もいます。

また、これらの症状があるからといって、自分だけで片頭痛と診断する必要はありません。

繰り返す頭痛で日常生活に支障がある場合は、頭痛外来・脳神経内科・脳神経外科などへ相談してください。

緊張型頭痛っぽい頭痛とは?

緊張型頭痛では典型的に、

  • 頭の両側が痛む
  • 締めつけられるような痛み
  • ズキズキというより重い・圧迫される感じ
  • 軽度〜中程度
  • 歩行など日常動作で大きく悪化しにくい

といった特徴があります。

首肩のこりを一緒に感じる方もいます。

肩こりと一緒に起こる緊張型頭痛について詳しく見る

片頭痛か緊張型頭痛か、自分で決めなくていい

実際には、教科書通りの症状だけが出るわけではありません。

片頭痛でも両側が痛むことがありますし、ズキズキしない場合もあります。

また、一人の方が片頭痛と緊張型頭痛の両方を経験することもあります。

だからこそ、病名を当てることより、

  • いつ
  • どこが
  • どのくらい
  • どう痛む
  • 何を伴う

を記録する方が役立ちます。

首肩こりがある日も記録してみよう

頭痛と一緒に首肩がガチガチになる方は、

  • 肩こり:軽い・中・強い
  • パソコン作業:○時間
  • スマホ時間が長かった

などもメモしてみましょう。

特に夕方に締めつけられるような頭痛が出る方では、長時間のデスクワークなどが重なっていないか確認できます。

宝塚市の肩こり・首こりについて詳しく見る

天気アプリだけ記録しても十分ではありません

気圧予報アプリなどを使うこと自体は構いません。

ただし、

「気圧が下がった」

という情報だけでは、その日の頭痛の全体像は分かりません。

天気に加えて、睡眠・食事・薬・痛み方・吐き気なども一緒に記録することで、医療機関へ相談するときにも役立ちます。

頭痛薬の使用回数が増えている方へ

「台風シーズンだから仕方ない」と毎日のように鎮痛薬を使っている場合は、一度医療機関へ相談してください。

頭痛薬は適切に使うことが大切ですが、頭痛の頻度が増え、鎮痛薬を使用する日数も増えている場合には、薬剤の使用過多による頭痛も問題になることがあります。

頭痛ダイアリーへ薬を飲んだ日を記録すると、使用頻度を把握しやすくなります。

鍼灸は天候による頭痛を治せる?

宝塚げんき鍼灸整骨院では、頭痛に首肩の緊張や眼精疲労などが重なっている方に、身体の状態を確認したうえで鍼灸を取り入れることがあります。

ただし、鍼灸で台風や気圧そのものを変えることはできません。

また、頭痛の原因をすべて「自律神経の乱れ」と決めつけるものでもありません。

まず頭痛のタイプや危険な症状がないかを確認し、医療機関での検査・治療が必要な場合はそちらを優先します。

医療上の問題が否定され、首肩の緊張などが重なっている場合には、状態に合わせた身体のケアをご提案します。

宝塚市の鍼灸施術について詳しく見る

このような頭痛はダイアリーより先に医療機関へ

頭痛ダイアリーは繰り返す頭痛を整理するのに役立ちますが、緊急性のある頭痛を記録しながら様子を見るためのものではありません。

次のような場合は、セルフケアや整骨院より医療機関を優先してください。

  • 今まで経験したことのない突然の激しい頭痛
  • 数秒〜数分で急激に強くなった頭痛
  • 頭痛とともに意識がおかしい
  • ろれつが回らない
  • 顔や手足の片側に力が入りにくい
  • 突然見えにくくなった、物が二重に見える
  • 高熱を伴う強い頭痛
  • 繰り返し嘔吐する
  • 頭を打った後から頭痛が続いている
  • いつもの頭痛と明らかにパターンが違う

特に突然の激しい頭痛や麻痺・言葉の異常・意識障害などを伴う場合は、救急要請が必要になることがあります。

宝塚市・阪急山本駅周辺で繰り返す頭痛にお悩みの方へ

「台風が来ると毎回頭が痛い気がする」

そんな方は、まず1か月、頭痛を記録してみてください。

天候だけでなく、

  • 頭痛の時間
  • 痛み方
  • 強さ
  • 吐き気
  • 光・音への過敏
  • 睡眠
  • 薬
  • 首肩こり

を記録することで、自分では気づかなかったパターンが見えてくる可能性があります。

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まとめ

台風や雨の前に頭痛を感じる方はいますが、「気圧だけが原因」と一度の頭痛で判断することはできません。

頭痛ダイアリーへ天候だけでなく、痛み方、強さ、睡眠、吐き気、光・音への過敏、薬の使用なども一緒に記録してみましょう。

記録を続けることで、「どんな日にどんな頭痛が起きやすいのか」を整理しやすくなり、医療機関へ相談するときにも役立ちます。

また、突然の激しい頭痛や麻痺、言葉の異常、意識障害などを伴う場合は、頭痛ダイアリーで様子を見ず速やかに医療機関へ相談してください。

宝塚市・阪急山本駅周辺で、天候の変化と一緒に繰り返す頭痛や首肩の不調にお悩みの方は、宝塚げんき鍼灸整骨院までご相談ください。


参考:日本頭痛学会「頭痛ダイアリーで頭痛を攻略」

参考:日本頭痛学会「片頭痛」

参考:日本頭痛学会「緊張型頭痛」

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