朝・パソコン作業で手がしびれる40代女性|手根管症候群?首からのしびれ?

朝やパソコン作業中に手のしびれが強かった40代女性の手根管症候群と首由来のしびれの違いを解説するアイキャッチ画像 症例

「朝起きたときに手がしびれている」

「パソコン作業をしていると、指がジンジンしてくる」

「手のしびれって、手首が原因?それとも首から?」

このようなお悩みはありませんか?

今回は、宝塚げんき鍼灸整骨院へ実際に来院された、宝塚市在住・40代女性の手根管症候群による手のしびれの症例をご紹介します。

この方は数か月前から手のしびれや指の違和感があり、特に朝起きたときやパソコン作業中に症状が強く出ていました。

細かな作業もしづらくなり、整形外科では手根管症候群と診断されていました。

ただし、「手がしびれる」という症状は手根管症候群だけで起こるものではありません。

頚椎から出る神経が関係する場合や、肘周辺の末梢神経が関係する場合などもあります。

今回は実際の症例をもとに、手首からくるしびれと首からくるしびれを考えるとき、何を確認するのかまで解説します。

※症例の経過には個人差があります。同じ症状でも同じ施術回数・期間で変化することを保証するものではありません。

今回の症例|40代女性・手のしびれ

  • 年代:40代
  • 性別:女性
  • お住まい:宝塚市
  • 職業:事務職
  • 主なお悩み:手のしびれ・指の違和感

数か月前から手に違和感が出始め、徐々にしびれが強くなっていました。

特に症状が気になったのが、

  • 朝起きたとき
  • パソコン作業中
  • 細かい作業をするとき

でした。

整形外科では手根管症候群と診断され、しばらく様子をみていましたが症状が続いたため、当院へ来院されました。

今回の40代女性・手根管症候群の元症例を見る

手根管症候群とは?

手首には「手根管」と呼ばれるトンネル状の部分があり、その中を正中神経と指を動かす腱が通っています。

手根管症候群では、この手根管内で正中神経が圧迫されることで、手指のしびれや痛みなどが起こります。

症状が出やすいのは、

  • 親指
  • 人差し指
  • 中指
  • 薬指の親指側

などです。

夜間や明け方、朝起きたときにしびれが強くなることも特徴の一つです。

手根管症候群について詳しく見る

今回の症例でも「朝のしびれ」が目立っていました

今回の40代女性も、日中だけではなく朝起きたときのしびれが特に気になっていました。

これは手根管症候群を考えるうえで参考になる症状の一つです。

ただし、

「朝に手がしびれる=必ず手根管症候群」ではありません。

寝ている間に腕や手を圧迫した場合でも一時的なしびれは起こります。

また、頚椎や肘周辺の神経が関係しているケースもあります。

では「首からくる手のしびれ」はどんな症状?

頚椎症性神経根症や頚椎椎間板ヘルニアなどでは、首から出る神経が刺激されることで、肩・腕・手指へ痛みやしびれが出ることがあります。

確認したいのは、

  • 首から肩、腕へ痛みが広がる
  • 腕までしびれる
  • 首を動かすと症状が変化する
  • 首を後ろへ反らすと腕まで響く
  • 腕や手に力が入りにくい

などです。

手だけを見るのではなく、首から肩・腕へ症状が続いていないかも確認します。

手のしびれについて詳しく見る

頚椎椎間板ヘルニアについて詳しく見る

「どの指がしびれるか」は重要です

手のしびれでは、「手がしびれる」という情報だけでは十分ではありません。

どの指に症状が出ているかを確認することが大切です。

例えば手根管症候群では、親指から薬指の親指側に症状がみられることがあります。

一方、

  • 小指側が中心にしびれる
  • 手の甲にも症状がある
  • 前腕から上腕までしびれる
  • 首や肩にも痛みがある

場合には、手根管以外の場所も確認する必要があります。

小指がしびれる場合は?

小指や薬指の小指側がしびれる場合には、尺骨神経が関係する肘部管症候群なども原因の一つとして考えられます。

特に、

  • 肘を長時間曲げている
  • 机に肘をつくことが多い
  • 小指側だけしびれる

場合は、肘周辺の状態も確認します。

つまり、「手がしびれる」という症状だけで手根管症候群と判断することはできません。

パソコン作業で悪化するから手首が原因?

今回の症例では、パソコン作業中にも症状が強くなっていました。

しかし、「パソコンをするとしびれる」という情報だけでは、手首が原因とは決められません。

デスクワークでは、

  • 手首を同じ角度で保つ
  • マウスを繰り返し操作する
  • 肘を曲げ続ける
  • 首を同じ位置に固定する
  • 肩が前へ入りやすくなる

など、手首・肘・首へ同時に負担がかかることがあります。

そのため、症状がどこから起きているのかを分けて確認することが大切です。

初回に確認した状態

元の症例では、初回に、

  • 手指のしびれ・感覚の違和感
  • 手首周辺の圧痛
  • 前腕の筋緊張

などが確認されています。

整形外科で手根管症候群と診断されていたことも踏まえながら、手首だけではなく前腕や肩周辺の状態も確認しました。

今回の施術について

今回の症例では、手首・前腕・肩周辺の状態に合わせて手技や鍼灸を取り入れています。

ただし、

鍼灸や整体ですべての手根管症候群を改善できるという意味ではありません。

症状の程度によっては、整形外科で装具、薬物療法、注射、手術などが検討される場合があります。

筋力低下や母指球の萎縮などがある場合には、医療機関での評価が特に重要です。

症例の経過

今回の症例では、施術を重ねる中で、しびれや日常動作に変化がみられました。

  • 1回目:しびれの軽減を実感
  • 3回目頃:日中の違和感が減少
  • 5回目頃:細かな作業がしやすくなる
  • 8回目頃:しびれがほとんど気にならない状態へ

その後は、日常生活への大きな支障がない状態となっています。

ただし、これは今回の患者さん個人の経過です。

「手根管症候群なら8回で改善する」という意味ではありません。

神経への圧迫の程度、症状が続いている期間、仕事での負担などによって経過は異なります。

親指の付け根が痩せてきた場合は?

手根管症候群が進行すると、親指の付け根にある母指球の筋肉が痩せたり、細かな作業が難しくなったりする場合があります。

例えば、

  • ボタンを留めにくい
  • 硬貨をつまみにくい
  • 親指と人差し指で物をつまみにくい
  • ペンや箸を落とす
  • 物を頻繁に落とす

ようになっている場合は、「ただのしびれ」と長く様子を見ないようにしましょう。

首の病気でも「手先が不器用」になることがあります

ここも重要です。

頚椎で脊髄そのものが圧迫される頚椎症性脊髄症では、

  • ボタンの掛け外しが難しい
  • 箸を使いにくい
  • 字を書きにくい
  • 手先が以前より不器用になった
  • 歩くと脚がもつれる

などの症状が出る場合があります。

「手が不器用=手首の問題」とは限りません。

手の症状に加えて歩行の変化などがある場合は、整形外科での評価を優先してください。

突然、片側の手足がしびれた場合は別です

突然、片側の手だけではなく脚にも力が入りにくい、口元が動かしにくい、ろれつが回らないなどの場合は、手根管症候群や首こりとは分けて考える必要があります。

脳血管障害など緊急性のある病気が含まれる可能性があるため、救急対応を優先してください。

「しびれている場所」を強く揉めばいい?

手がしびれると、手のひらや前腕を強く揉みたくなることがあります。

しかし神経症状は、原因となる場所によって対応が変わります。

強い刺激でしびれが増える場合は中止してください。

原因が分からない状態で、首を強く揉んだり大きく反らしたりする必要もありません。

こんな手のしびれは整形外科を優先

  • しびれが徐々に強くなっている
  • 指や手に力が入りにくい
  • 物を頻繁に落とす
  • 親指の付け根が痩せてきた
  • 首から腕まで強く痛む・しびれる
  • 両手に症状がある
  • 手先が急に不器用になった
  • 歩き方にも変化が出ている

症状が続く場合は自己判断せず、整形外科で原因を確認してください。

宝塚げんき鍼灸整骨院では何を確認する?

手のしびれをご相談いただいた場合は、

  • どの指がしびれるか
  • 手のひら側か手の甲側か
  • 朝・夜に強いか
  • パソコン作業で変化するか
  • 首から腕へ症状が広がるか
  • 首の動きで変化するか
  • 握力や細かな手作業に変化がないか
  • 肘や手首の状態

などを確認します。

神経症状が強い場合や、医療機関での診断が必要と考えられる場合は整形外科での評価を優先していただきます。

手首?首?確認したい6項目

  1. どの指がしびれる?
  2. 朝・明け方に強い?
  3. 首から肩・腕へ症状が続いている?
  4. 首を動かすとしびれが変化する?
  5. 物をつまむ・ボタンを留める動作はできる?
  6. 歩き方まで変わっていない?

このチェックだけで自己診断するものではありません。

医療機関や施術院で症状を伝えるときの整理に使ってください。

宝塚市・阪急山本駅周辺で手のしびれにお悩みの方へ

今回ご紹介したのは、朝やパソコン作業中に手のしびれが強く、整形外科で手根管症候群と診断されていた40代女性の症例です。

手のしびれは、症状が出ている場所だけでは原因を判断できない場合があります。

手根管症候群のように手首で神経が圧迫されるものもあれば、頚椎や肘周辺の神経が関係する場合もあります。

「手がしびれるから手を揉む」「首がこるから全部首が原因」と決めつけず、しびれる指・範囲・時間帯・筋力などを確認することが大切です。

今回取り上げた40代女性の元症例を見る

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まとめ

今回の40代女性は、朝やパソコン作業中に手のしびれが強く、細かな作業にも支障が出ていました。

整形外科では手根管症候群と診断されていました。

ただし、手のしびれは手根管症候群だけでなく、頚椎や肘周辺の神経など複数の場所が関係することがあります。

どの指がしびれるか、首から腕へ広がるか、筋力低下や手先の不器用さがないかを確認しましょう。

しびれが強くなる、力が入りにくい、母指球が痩せてくる、歩行にも変化がある場合には整形外科での評価を優先してください。

宝塚市・阪急山本駅周辺で手や指のしびれにお悩みの方は、宝塚げんき鍼灸整骨院までご相談ください。

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