階段を上ると股関節が痛い|脚の付け根がつらい方へ

階段を上ると股関節や脚の付け根が痛む原因と受診目安を解説するアイキャッチ画像 健康コラム

「平らな道は大丈夫なのに、階段を上ると脚の付け根が痛い」

「一段目は平気なのに、何段か上ると股関節がつらくなる」

「膝が痛いと思っていたけど、よく考えると脚の付け根が痛い」

このようなお悩みはありませんか?

階段を上る動作では、膝だけでなく股関節・足首・太もも・お尻の筋肉を使って身体を持ち上げます。

そのため、普段の歩行では気にならなくても、階段になると股関節周辺の痛みが出る方がいます。

ただし、階段で股関節が痛い=筋肉が硬いだけとは限りません。

変形性股関節症など関節そのものが関係している場合や、腰・膝からの症状を股関節周辺に感じている場合もあります。

今回は、階段を上ると股関節・脚の付け根が痛い方へ、確認したいポイント、日常生活でできる工夫、整形外科を受診した方がよい症状について解説します。

股関節はどこ?「脚の付け根」が一つの目安

股関節は、骨盤と太ももの骨をつなぐ身体の深い位置にある関節です。

股関節に問題がある場合、痛みは必ずしも関節の真横だけに出るわけではありません。

  • 脚の付け根・鼠径部
  • 太ももの前側
  • お尻
  • 太ももの外側

などに症状を感じることがあります。

変形性股関節症では、初期に脚の付け根へ痛みを感じることがあります。

なぜ階段を上ると股関節が痛くなりやすい?

階段を上るときは、片脚を一段上へ置き、その脚で身体を持ち上げます。

このとき股関節は、

  • 脚を前へ持ち上げる
  • 体重を支える
  • 身体を上方向へ押し上げる

という動作に関わります。

平地歩行より股関節を大きく曲げる場面も増えるため、股関節の動きが狭い方や痛みがある方では階段で症状が目立つことがあります。

チェック① 痛いのは「上り」だけ?「下り」も?

まず確認したいのが、階段の上りと下りのどちらで症状が出るかです。

上りでは、脚を持ち上げて身体を上方向へ押し上げます。

下りでは、片脚で身体を支えながらゆっくり重心を下げます。

両方とも股関節・膝・足首を使いますが、身体の使い方は同じではありません。

「上りだけ脚の付け根が痛い」

「下りは膝の方が痛い」

など、症状を分けて伝えると状態を整理しやすくなります。

階段で膝が痛い方はこちら

チェック② 最初の一段から痛い?途中から痛い?

階段の最初の一段から痛いのか、何段か上ったあとから痛むのかも確認してみましょう。

  • 動き始めだけ痛い
  • 何段も上ると徐々に痛くなる
  • 休むと少し楽になる
  • その後の歩行でも痛みが続く

など、症状の出方は人によって異なります。

変形性股関節症では、初期に立ち上がりや歩き始めなどの動き始めに脚の付け根が痛むことがあります。

チェック③ 立ち上がりも痛い?

階段で股関節が痛い方は、椅子から立ち上がるときも確認してみましょう。

立ち上がりも、股関節と膝を伸ばしながら身体を持ち上げる動作です。

  • 低い椅子から立つと脚の付け根が痛い
  • 車から降りるときに股関節が痛い
  • 歩き始めが痛い

場合には、階段だけの問題ではなく股関節そのものの状態も確認する必要があります。

変形性股関節症でも階段がつらくなる?

変形性股関節症では、脚の付け根の痛みや機能障害がみられます。

進行すると、長時間立つ・歩くことがつらくなり、階段や車・バスの乗り降りなど日常動作にも影響する場合があります。

ただし、

階段で股関節が痛い=変形性股関節症

と決めることはできません。

筋肉や腱、腰からの症状など別の原因が関係する場合もあります。

靴下が履きにくくなっていない?

股関節の動きが狭くなると、日常生活のさまざまな場面で変化に気づくことがあります。

  • 靴下を履きにくい
  • 足の爪を切りにくい
  • 床に座りにくい
  • 脚を組みにくい
  • 車の乗り降りがつらい

階段だけでなく、こうした動作も以前と比べて変化していないか確認してみましょう。

「腰が痛い」と思っていたら股関節だった?

股関節の痛みを、お尻や腰周辺の痛みとして感じる方もいます。

反対に、腰から出る神経が関係する症状を股関節痛と感じる場合もあります。

特に、

  • お尻から太ももへしびれる
  • ふくらはぎまで症状が広がる
  • 足先までしびれる

場合は、腰・神経症状も確認する必要があります。

坐骨神経痛について詳しく見る

膝が原因のこともある?

階段では股関節・膝・足首を同時に使います。

そのため、階段がつらい方の中には、股関節より膝に主な問題がある場合もあります。

「脚の付け根が痛い」のか、

「膝の前・内側が痛い」のか、

痛む場所を一度整理してみましょう。

片脚で上るときだけ痛い?

階段では左右の脚を交互に使います。

右脚で身体を持ち上げるときだけ痛い、左脚では大丈夫という場合は、その左右差も大切な情報です。

ただし、痛い方の脚を使って何度も確認する必要はありません。

手すりを使うのは悪いこと?

痛みがあるのに「筋力が落ちるから」と手すりを使わず無理をする必要はありません。

階段で痛みや不安定感がある場合は、安全のため手すりを利用しましょう。

転倒してしまえば別のケガにつながる可能性があります。

階段は一段ずつ上ってもいい?

痛みが強い時期には、両足を同じ段へそろえながら一段ずつ上ると楽な場合があります。

これは「正しい上り方」という意味ではなく、その時点で安全に移動するための一つの方法です。

以前は普通に上れていたのに、毎回一段ずつでないと上れなくなった場合には、身体の状態を確認しましょう。

痛いからスクワットをした方がいい?

階段がつらいと、

「脚の筋力が足りないからスクワットしないと」

と思う方もいます。

しかし、痛みの原因を確認せず、深いスクワットを何十回も行う必要はありません。

特に股関節を深く曲げたときに脚の付け根が痛む方は、深くしゃがむことで症状が強くなる場合があります。

運動は痛みの出ない範囲から行いましょう。

ストレッチで脚の付け根を強く伸ばしていい?

股関節が痛いと、脚を大きく開いたり、強く伸ばしたりしたくなることがあります。

しかし、

痛いほど伸ばせば股関節が柔らかくなるというものではありません。

鋭い痛みや詰まり感が出る方向へ無理に動かす必要はありません。

体重をかけられないほど痛い場合

急に股関節へ強い痛みが出て、体重をかけられない場合は注意が必要です。

特に、

  • 転倒した
  • 階段から落ちた
  • 股関節を強くひねった

あとに歩けないほど痛む場合は、骨折などの外傷も確認する必要があります。

整形外科での評価を優先してください。

夜も股関節が痛い場合

股関節の状態によっては、夜間も痛みが続く場合があります。

夜に痛いという一点だけで重い病気とは決まりませんが、

  • 安静でも強く痛む
  • 夜中に何度も痛みで目が覚める
  • 日に日に悪化している

場合は、長く自己管理を続けず整形外科へ相談してください。

こんな股関節痛は整形外科を優先

  • 体重をかけられない
  • 転倒・外傷後から強く痛む
  • 股関節をほとんど動かせない
  • 安静・夜間も強く痛む
  • 日に日に痛みが悪化している
  • 発熱や強い腫れを伴う
  • 脚に強いしびれ・筋力低下がある

「階段を使いすぎただけ」と自己判断せず、強い症状がある場合は医療機関で確認してください。

宝塚げんき鍼灸整骨院では何を確認する?

階段で股関節が痛い方について、

  • 脚のどこが痛むか
  • 上り・下りのどちらで痛むか
  • 何段程度で症状が出るか
  • 立ち上がり・歩き始めでも痛むか
  • 股関節を動かせる範囲
  • 膝・足首の状態
  • 腰・脚のしびれ
  • 歩き方の左右差

などを確認します。

変形性股関節症や骨折など医療機関での評価が必要と考えられる場合は、整形外科での診察を優先していただきます。

大きな問題がなく、股関節周辺の筋肉や身体の使い方が症状に影響している場合には、状態に応じて施術をご提案します。

階段を上ると股関節が痛い方|6つのチェック

  1. 痛い場所は脚の付け根?お尻?太もも?
  2. 上りだけ?下りも痛い?
  3. 立ち上がり・歩き始めも痛い?
  4. 靴下や爪切りが以前よりしにくくない?
  5. 長く歩くと痛みが強くならない?
  6. 脚へのしびれ・筋力低下はない?

これだけで原因を自己診断するものではありません。

症状を整理して医療機関や施術院へ伝える材料にしてください。

宝塚市・阪急山本駅周辺で階段時の股関節痛にお悩みの方へ

階段を上ると股関節や脚の付け根が痛い場合、股関節だけでなく膝・足首・腰も含めて確認することが大切です。

変形性股関節症では、脚の付け根の痛みや動き始めの痛み、長時間歩行や階段のつらさなどがみられることがあります。

ただし、階段で痛むからといってすべてが変形性股関節症ではありません。

痛む場所や動作を整理し、必要な場合は整形外科で状態を確認しましょう。

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まとめ

階段を上る動作では、股関節・膝・足首を使って身体を持ち上げます。

普段の歩行では気にならなくても、階段になると股関節や脚の付け根に痛みが出る場合があります。

確認したいのは、上りと下りのどちらで痛むか、立ち上がりや歩き始めでも痛むか、靴下を履く・車へ乗るなど他の日常動作にも変化がないかです。

強い夜間痛、体重をかけられない痛み、転倒後の痛み、脚の強いしびれ・筋力低下などがある場合は整形外科での評価を優先してください。

宝塚市・阪急山本駅周辺で、階段を上ると股関節が痛い、脚の付け根がつらいなどのお悩みがある方は、宝塚げんき鍼灸整骨院までご相談ください。

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