「旅行でたくさん歩いた翌日、足首が痛くなった」
「足首をひねった覚えはないのに、歩くと痛い」
「これは単なる歩きすぎ?それとも捻挫?」
こんなことで迷ったことはありませんか?
旅行や買い物、テーマパークなどで普段より長く歩いたあと、翌日になって足首へ痛みや重だるさを感じることがあります。
一方、足首の捻挫では、関節へ通常以上の力が加わることで靱帯などの軟部組織を損傷し、痛みや腫れが出ることがあります。
日本整形外科学会でも、捻挫の診断では「どのようにケガをしたのか」という受傷時の状況を確認することが重要としています。
ただし、「ひねった記憶がない=絶対にケガではない」わけでも、「翌日痛い=捻挫」でもありません。
今回は、長時間歩いた翌日に足首が痛くなったときに、歩きすぎによる負担とケガを考えるためのチェックポイントを解説します。
- まず確認したいのは「痛くなった瞬間」があったか
- 捻挫とは「腫れていること」ではありません
- 反対に「歩きすぎ」ではどんな症状が出る?
- チェック① 片足だけ?両足とも?
- チェック② 腫れはある?
- チェック③ 内出血が出ていない?
- チェック④ 体重をかけられる?
- チェック⑤ 「骨」を押すと強く痛くない?
- チェック⑥ 足首がグラグラする感じはない?
- ひねっていなくても腱などが痛むことがあります
- 翌日痛いから「筋肉痛」と決めつけない
- 足首が痛いときにグルグル回していい?
- まずは歩く量を少し減らす
- 腫れているときはどうする?
- 「歩けるから骨折ではない」とは限りません
- 何日くらい様子を見てもいい?
- 足が赤く大きく腫れて熱を持つ場合
- スポーツ中にひねった場合はこちら
- 整骨院で健康保険が使える場合・使えない場合
- 宝塚げんき鍼灸整骨院では何を見る?
- 足首が痛いときの6項目チェック
- 宝塚市・阪急山本駅周辺で足首が痛い方へ
- まとめ
まず確認したいのは「痛くなった瞬間」があったか
最初に思い返してほしいのが、歩いている途中に明確な出来事がなかったかです。
例えば、
- 段差で足首をひねった
- 石や縁石を踏んで足が傾いた
- 階段を踏み外した
- 急に方向転換した
- 転びそうになって足を強く踏ん張った
といった出来事です。
その瞬間から片方の足首が痛くなった場合は、足関節捻挫などの外傷を考える必要があります。
捻挫とは「腫れていること」ではありません
「腫れてないから捻挫ではない」
と思われることがあります。
しかし、捻挫とは関節へ外力が加わることで、靱帯・腱・軟骨などの軟部組織を傷めた状態を指します。
日本整形外科学会でも、捻挫では関節の腫れや痛みがみられる一方、痛みの程度だけで損傷の程度を判断してはいけないとしています。
大きく腫れていないからといって、「歩けるから問題ない」と自己判断するのは避けましょう。
反対に「歩きすぎ」ではどんな症状が出る?
明確に足首をひねった出来事がなく、普段よりかなり長く歩いたあとに痛みが出た場合は、歩行量の急増による負担も考えます。
例えば、
- 旅行で一日中歩いた
- 普段3,000歩程度なのに長時間観光した
- 坂道や階段を何度も歩いた
- 慣れていない靴で長く歩いた
- 長時間立ちっぱなしだった
といった状況です。
足首周辺の関節や筋肉・腱などに普段以上の負担がかかり、帰宅後や翌日に症状を感じることがあります。
チェック① 片足だけ?両足とも?
左右差を確認してみましょう。
長時間歩いたあとに両脚全体が疲れている場合は、全身的な歩行負荷の影響も考えやすくなります。
一方で、
- 右足首だけ急に痛い
- 片側だけ大きく腫れた
- 片側だけ内出血している
場合は、局所的な損傷がないか確認が必要です。
ただし、「両側なら疲労、片側なら捻挫」と単純に判断できるものではありません。
チェック② 腫れはある?
靴下を脱いで左右の足首を見比べてみましょう。
確認したいのは、
- くるぶし周辺が腫れていないか
- 左右で輪郭が違わないか
- 熱っぽくないか
- 時間とともに腫れが増えていないか
です。
外傷後に強い腫れが出ている場合は、捻挫だけでなく骨折なども含めて整形外科で確認する必要があります。
チェック③ 内出血が出ていない?
足首周辺に青紫色の内出血が出ている場合も、組織が損傷している可能性を考える材料になります。
ただし、内出血がないから軽症とは限りません。
逆に内出血だけを見て損傷の程度を自己診断することもできません。
受傷した覚えがあり、腫れ・内出血・圧痛などがある場合は医療機関などで状態を確認しましょう。
チェック④ 体重をかけられる?
歩いたときの痛みも重要です。
特に、
- 痛くて足をつけない
- 数歩歩くのも難しい
- 強くびっこを引く
- 体重をかけると鋭く痛む
場合は、単なる歩き疲れとして様子を見ない方がよいでしょう。
日本整形外科学会の当院既存ページでも、強い腫れや体重をかけられない状態、骨折が疑われる場合は整形外科での評価が必要としています。
チェック⑤ 「骨」を押すと強く痛くない?
足首周辺には内側・外側のくるぶしなど、皮膚のすぐ下に骨があります。
転倒や足首をひねったあとに、骨の一部分を押すと非常に強く痛む場合は、骨折なども含めて確認が必要です。
何度も強く押してセルフチェックする必要はありません。
明らかな外傷後に強い骨の痛みがある場合は、整形外科を受診してください。
チェック⑥ 足首がグラグラする感じはない?
捻挫によって靱帯が損傷すると、足首の不安定感を感じることがあります。
例えば、
- 足首が抜けそう
- グラッとする
- またひねりそうで怖い
- 何度も同じ足首を捻挫している
という場合です。
日本整形外科学会では、捻挫後に十分な回復過程を経ないまま負担を繰り返すと、痛み・腫れ・ぐらつき感などが残ることがあるとしています。
「痛くなくなったから終了」だけでなく、関節の安定性や動きも重要です。
ひねっていなくても腱などが痛むことがあります
足首の痛みは捻挫だけではありません。
当院の足首痛ページでも、
- 足関節捻挫
- 関節の不安定性
- 腱への負担
- 足部アーチの問題
など、さまざまな原因を挙げています。
特に長時間歩行やスポーツなど、同じ動きを繰り返すことで足首周囲へ負担が蓄積することがあります。
翌日痛いから「筋肉痛」と決めつけない
筋肉痛は運動後しばらくしてから出ることがあります。
そのため、「翌日から痛い=筋肉痛」と思う方もいます。
しかし、関節や腱、靱帯などの症状が翌日に強く感じられるケースもあります。
発症した時間だけで原因を決めず、
- 痛む場所
- 腫れ
- 内出血
- 体重をかけられるか
- 受傷した出来事がなかったか
を合わせて確認しましょう。
足首が痛いときにグルグル回していい?
「固まったら嫌だから」と、痛い足首を何度も大きく回す方もいます。
しかし、外傷直後で腫れや強い痛みがある場合、無理に動かす必要はありません。
特に、動かすたび鋭い痛みが出る場合は中止しましょう。
原因が分からない段階では、痛みを我慢して可動域を広げようとしないことが大切です。
まずは歩く量を少し減らす
歩きすぎた翌日から足首が痛い場合、
「歩けばほぐれるやろ」
とさらに長距離を歩く必要はありません。
日常生活に必要な範囲で動きながら、症状を強くする長時間歩行・坂道・階段などはいったん減らしてみましょう。
痛みが軽減していくか、それとも腫れや痛みが増えてくるかを確認します。
腫れているときはどうする?
外傷後に腫れがある場合は、まず患部へ余計な負担をかけないようにします。
必要に応じて患部を保護し、安静時には脚を少し高くして休む方法があります。
冷却は痛みを和らげる目的で使われることがありますが、皮膚へ氷を直接長時間当てることは避けてください。
強い腫れや荷重困難がある場合は、セルフケアだけで長く様子を見ず、整形外科で骨折などがないか確認しましょう。
「歩けるから骨折ではない」とは限りません
歩けることは一つの情報ですが、それだけで骨折を完全に否定することはできません。
転倒・段差・強い捻りなどのあと、
- 腫れが強い
- 特定の骨を押すと強く痛い
- 歩くと強く痛む
- 時間とともに症状が悪化する
場合は、必要に応じてレントゲンなどで確認します。
何日くらい様子を見てもいい?
痛みの程度や原因によって異なるため、「必ず○日」と一律には決められません。
軽い負担による症状で、休むことで日に日に良くなっているのであれば経過を見る場合もあります。
一方で、
- 痛みが強くなっている
- 腫れが増えている
- 数日たっても歩きにくい
- 日常生活に支障がある
- 何度も同じ場所が痛くなる
場合は、一度状態を確認した方がよいでしょう。
足が赤く大きく腫れて熱を持つ場合
明確な捻挫がないのに、急に足首周辺が赤く腫れ、熱を持ち、非常に強く痛む場合は、単なる歩きすぎとは限りません。
炎症性の病気や感染など、整骨院で判断・対応すべきではない状態が含まれることがあります。
発熱を伴う場合や症状が急激な場合は、医療機関を受診してください。
スポーツ中にひねった場合はこちら
今回の記事は「ひねった記憶がないのに痛くなった方」を中心にしています。
サッカー・バスケットボール・バレーボールなどで、ジャンプの着地や切り返しの瞬間に明確に足首をひねった場合は、スポーツ外傷として考える必要があります。
整骨院で健康保険が使える場合・使えない場合
足首の痛みについて「健康保険は使えますか?」と聞かれることがあります。
厚生労働省では、柔道整復師の施術について、骨折・脱臼・打撲・捻挫などが健康保険の対象となる一方、単なる筋肉疲労などは保険の対象外としています。
そのため、
「段差を踏み外して足首をひねった」
など原因が明確な急性のケガでは、健康保険が適用できる場合があります。
一方、
「旅行でたくさん歩いて何となく足が疲れた」
という単純な疲労は、健康保険の対象にはなりません。
実際の保険適用可否は、受傷原因・症状・経過などを確認したうえで判断します。
宝塚げんき鍼灸整骨院では何を見る?
足首の痛みをご相談いただいた場合は、
- いつから痛いか
- 長時間歩行など負荷が増えたか
- 足首をひねった出来事があったか
- 痛む場所
- 腫れ・内出血
- 押したときの痛み
- 体重をかけられるか
- 足首の動き
- 不安定感
- 過去の捻挫歴
などを確認します。
骨折などが疑われる場合、強い腫れや荷重困難がある場合は、整形外科での画像検査などを優先していただきます。
原因が明確な捻挫・挫傷などの急性外傷では、健康保険が適用できる場合があります。
単純な歩き疲れや慢性的な症状については保険適用外となるため、状態に合わせて自費施術などをご案内します。
足首が痛いときの6項目チェック
- ひねった・踏み外したなどの出来事はあった?
- 片側だけ腫れていない?
- 内出血は出ていない?
- 普通に体重をかけられる?
- 特定の場所を押すと強く痛くない?
- 足首がグラグラする感じはない?
このチェックだけで「捻挫かどうか」を診断することはできません。
症状を整理し、受診・施術時に伝えるために利用してください。
宝塚市・阪急山本駅周辺で足首が痛い方へ
長時間歩いた翌日に足首が痛くなったからといって、すべてが捻挫とは限りません。
反対に、「ひねった記憶がないから絶対にケガではない」とも言い切れません。
まず、歩行量がどのくらい増えたのか、痛む場所、腫れ・内出血、体重をかけられるかなどを確認してみましょう。
まとめ
足首をひねった記憶がないのに長時間歩行の翌日から痛む場合、普段より歩行量が増えたことによる足首周辺への負担が関係していることがあります。
一方、段差を踏み外した、足を着いた瞬間にひねったなど、明確な受傷機転がある場合には足関節捻挫などの外傷を考えます。
痛みの原因を考えるときは、「翌日痛くなった」というタイミングだけでなく、腫れ・内出血・荷重時の痛み・不安定感なども確認しましょう。
強い腫れ、変形、体重をかけられない痛み、骨折が疑われる症状などがある場合は、整形外科での確認を優先してください。
宝塚市・阪急山本駅周辺で、旅行後の足首痛や足関節捻挫にお悩みの方は、宝塚げんき鍼灸整骨院までお気軽にご相談ください。


