夏休み前後は、部活動・クラブチーム・習い事・外遊びなどで、子どもたちの運動量が増えやすい時期です。
その一方で、急に走る量やジャンプ動作が増えることで、かかと・膝・すねなどに痛みが出ることがあります。
特に、
- 走るとかかとが痛い
- ジャンプやダッシュで膝の下が痛い
- 運動後に足を引きずる
- 朝や練習後に足が痛い
- ストレッチを嫌がるほどふくらはぎが硬い
- 「成長痛かな?」と思って様子を見ている
このような症状がある場合は、成長期のスポーツによる足の痛みに注意が必要です。
子どもの足の痛みは、単なる疲れだけでなく、シーバー病・オスグッド・成長痛などが関係していることがあります。
夏休みは運動量が急に増えやすい時期です
夏休みは、試合・練習・合宿・外遊びなどで、普段より運動量が増えることがあります。
成長期の子どもは、骨の成長に対して筋肉や腱の柔軟性が追いつきにくいことがあります。
その状態で走る、跳ぶ、踏み込む、切り返すといった動作が増えると、かかとや膝に負担がかかりやすくなります。
「少し痛いだけ」と思って無理を続けると、痛みが長引くこともあるため注意が必要です。
走るとかかとが痛い場合はシーバー病に注意
成長期の子どもで、走るとかかとが痛い、運動後にかかとを気にする、つま先歩きのようになる場合は、シーバー病が関係していることがあります。
シーバー病は、成長期に起こりやすいかかとの痛みです。
スポーツによる負荷、ふくらはぎの硬さ、足部アーチの崩れなどが関係し、かかとに痛みが出ることがあります。
かかとの痛みについて詳しくは、シーバー病の症状ページも参考にしてください。
膝の下が痛い場合はオスグッドに注意
ジャンプやダッシュ、階段、しゃがむ動作で膝の下が痛い場合は、オスグッドが関係していることがあります。
オスグッドは、成長期のスポーツをしている子どもに多い膝の痛みです。
太ももの前側の筋肉の硬さや、膝への繰り返しの負担が関係し、膝のお皿の下あたりに痛みが出ることがあります。
サッカー、バスケットボール、陸上、バレーボールなど、走る・跳ぶ・踏み込む動作が多いスポーツでは注意が必要です。
成長期の膝の痛みについて詳しくは、オスグッドの症状ページもご覧ください。
成長痛と思って放置しすぎないことも大切です
子どもが足の痛みを訴えたとき、「成長痛かな」と思うこともあるかもしれません。
一時的な痛みで落ち着く場合もありますが、運動中に痛む、同じ場所を繰り返し痛がる、歩き方が変わる場合は、身体の負担が偏っている可能性があります。
成長痛と呼ばれる痛みでも、ふくらはぎや太ももの筋緊張、姿勢や歩き方、運動量の急な増加が関係することがあります。
成長期の足の痛みが気になる方は、成長痛の症状ページも参考になります。
足のアーチや靴の影響も見逃せません
子どもの足の痛みは、かかとや膝だけを見ればよいわけではありません。
足裏のアーチ、足首の動き、ふくらはぎの硬さ、股関節や骨盤のバランスも関係することがあります。
特に、扁平足気味の子どもや、靴のかかとがすぐにすり減る子どもは、足に負担がかかりやすい場合があります。
土踏まずが少ない、足が疲れやすい、膝や腰まで疲れる方は、扁平足の症状ページも参考にしてください。
夏スポーツで気をつけたいこと
夏のスポーツでは、痛みだけでなく、暑さや疲労にも注意が必要です。
暑い環境では体力を消耗しやすく、疲労がたまるとフォームが崩れやすくなります。
フォームが崩れた状態で走ったり跳んだりすると、膝やかかとへの負担が増えることがあります。
- 痛みを我慢して練習を続けすぎない
- 練習前後にふくらはぎや太ももを軽く動かす
- 急に運動量を増やしすぎない
- 靴のサイズやすり減りを確認する
- 水分補給と休憩をこまめにとる
- 痛みがある日は無理に走り込まない
特に、試合前や合宿中は無理をしがちです。
痛みを隠してプレーを続けると、回復まで時間がかかることもあります。
早めに確認した方がよい症状
子どもの足の痛みの中には、早めに医療機関で確認した方がよいものもあります。
特に、
- 歩くのが難しいほど痛い
- 強い腫れや熱感がある
- 転倒や接触プレーのあとから痛い
- 安静にしていても痛みが強い
- 夜間痛が強い
- しびれや感覚異常がある
このような場合は、まず整形外科などの医療機関へご相談ください。
成長期の足の痛みは早めのケアが大切です
成長期の痛みは、「成長期だから仕方ない」と我慢しすぎないことが大切です。
痛みがある状態で運動を続けると、かばう動きがクセになり、膝・股関節・腰などに負担が広がることがあります。
当院では、シーバー病・オスグッド・成長痛・足裏の痛み・膝の痛みなど、成長期やスポーツに関係するお悩みに対応しております。
どの症状に当てはまるかわからない方は、症状一覧ページも参考にしてください。
夏休みのスポーツを安心して続けるためにも、子どもの足の痛みを放置せず、早めに身体の状態を確認していきましょう。


