「右肩だけいつもガチガチになる」
「左は大丈夫なのに、右肩だけ重い」
「マッサージをしても片側だけすぐ戻ってしまう」
このような左右差のある肩こりはありませんか?
肩こりというと両肩に同じように起こるイメージがありますが、実際には片側だけ強く症状を感じる方もいます。
その背景には、仕事中のマウス操作、スマートフォン、バッグの持ち方、身体の使い方などが関係している場合があります。
一方で、首から出る神経や肩関節などが関係して、片側の肩・腕だけに症状が出ることもあります。
今回は、右肩・左肩など片側だけ肩こりが強いときに確認したいポイント、セルフケア、医療機関を受診した方がよい症状について解説します。
- 片側だけの肩こり=身体がゆがんでいる?
- チェック① マウスを使う側だけつらくない?
- チェック② いつも同じ肩にバッグを掛けていない?
- チェック③ スマホをいつも同じ手で持っていない?
- チェック④ 仕事中に身体を同じ方向へひねっていない?
- チェック⑤ いつも同じ向きで寝ていない?
- 首を動かすと片側の肩まで痛む場合
- 肩こり+手のしびれは注意
- 腕を上げると片側だけ痛い場合
- 右肩こりと左肩こりで原因は違う?
- 肩甲骨の内側だけが片側でつらい場合
- 巻き肩にも左右差はあります
- 片側だけ強く揉めばいい?
- 自宅でできる片側肩こり対策① 左右の使用時間を確認
- セルフケア② 肩を左右一緒に動かす
- セルフケア③ 同じ姿勢を長時間続けない
- 「姿勢を左右対称にする」ことにこだわりすぎない
- こんな片側の肩痛は医療機関へ
- 首を反らすと片側の肩・腕へ響く方へ
- 宝塚げんき鍼灸整骨院では何を確認する?
- 片側の肩こりに鍼灸を使うこともあります
- 宝塚市・阪急山本駅周辺で片側の肩こりにお悩みの方へ
- まとめ
片側だけの肩こり=身体がゆがんでいる?
右肩だけ、左肩だけつらいと、
「骨盤がゆがんでいるから?」
「肩の高さが左右違うから?」
と考える方もいるかもしれません。
しかし、片側の肩こりがあるというだけで、身体のゆがみが原因と判断することはできません。
まずは、日常生活の中で左右どちらかばかりを使っていないか確認してみましょう。
チェック① マウスを使う側だけつらくない?
デスクワークをしている方で多いのが、マウスを使う側の肩こりです。
例えば右手でマウスを操作する場合、
- 右腕を身体より前へ出す
- マウスが遠く、腕を伸ばした状態になる
- 集中すると右肩だけ少し上がる
- 何時間も同じ腕の位置を続ける
といった使い方になっていることがあります。
この状態が長く続けば、右肩や右肩甲骨周辺に負担を感じる方もいます。
マウスの位置を一度確認
マウスを操作するとき、腕を大きく前へ伸ばしていないでしょうか。
可能であればマウスを身体へ少し近づけ、肘を無理なく曲げた状態で使える位置へ調整してみましょう。
肩こり対策というとストレッチばかり考えがちですが、毎日何時間も使う仕事環境を変えることも大切です。
チェック② いつも同じ肩にバッグを掛けていない?
通勤や買い物で、いつも同じ肩にショルダーバッグを掛けていませんか?
日本整形外科学会でも、ショルダーバッグは肩こりに関係する要因の一つとして挙げられています。
片側ばかりへ荷重がかかる状態が長時間続くと、肩周辺に負担を感じる場合があります。
荷物が重い場合は、
- 必要のない荷物を減らす
- 左右を時々入れ替える
- リュックなど両肩で支えられるものを使う
といった方法も考えてみましょう。
チェック③ スマホをいつも同じ手で持っていない?
スマートフォンも左右差につながることがあります。
例えば、
- いつも右手で持つ
- 片手で長時間操作する
- 肘を身体から浮かせたまま見る
- 寝転がって同じ方向を向いて見る
といった習慣です。
スマホを見ること自体が悪いわけではありません。
ただし同じ姿勢を長時間続けている場合は、一度腕を下ろして肩の力を抜いてみましょう。
チェック④ 仕事中に身体を同じ方向へひねっていない?
デスクワーク以外でも左右差は生まれます。
例えば、
- レジがいつも身体の右側にある
- 患者さんやお客様へ毎回同じ方向を向く
- 調理台の配置で片側へ身体をひねる
- 物を取る方向がいつも同じ
- 車の運転で片腕へ力が入りやすい
などです。
一回一回の動作は小さくても、毎日繰り返していると片側だけ疲れを感じることがあります。
チェック⑤ いつも同じ向きで寝ていない?
「右肩が痛いから寝方が原因」と単純に決めることはできませんが、寝ている姿勢も確認材料の一つです。
例えば、毎晩右肩を下にして横向きで寝ている方で、朝に右肩だけ痛みを感じる場合は、睡眠中の姿勢が影響している可能性もあります。
一方、夜間に肩がズキズキして目が覚める、肩を下にできないほど痛い場合は、単なる肩こりとは限りません。
肩関節の疾患でも夜間痛が出ることがあります。
首を動かすと片側の肩まで痛む場合
ここは重要なチェックポイントです。
例えば、
- 首を右へ向くと右肩まで痛む
- 首を後ろへ倒すと片側の肩甲骨へ響く
- 首から肩・腕まで痛みが広がる
- 片腕や指までしびれる
という場合は、首から出る神経などが関係している可能性があります。
頚椎症性神経根症では、片側の肩から腕への痛みや手指のしびれがみられることがあります。
特に首を後ろへ反らしたときに肩・腕の症状が強くなる場合があります。
「肩がこっているだけ」と強く揉み続けず、神経症状がある場合は整形外科で確認しましょう。
肩こり+手のしびれは注意
肩こりだけなら筋肉の緊張などが関係する場合がありますが、片側の肩こりと一緒に、
- 腕がしびれる
- 親指や人差し指がしびれる
- 小指側がしびれる
- 握力が落ちた
- 物を落としやすくなった
といった症状がある場合は、神経の状態も確認する必要があります。
しびれがどの指に出ているかも大切な情報です。
腕を上げると片側だけ痛い場合
「肩こり」と感じていても、腕を上げたり後ろへ回したりしたときに肩関節が強く痛む場合は、首肩の筋肉だけの問題ではないことがあります。
特に、
- 腕を上げる途中で強く痛む
- 夜間に肩がズキズキする
- 服を着る動作がつらい
- 背中へ手を回せない
- 腕を上げると力が入りにくい
といった場合は、肩関節周辺の状態を確認する必要があります。
四十肩・五十肩や腱板の疾患などでも、片側だけ症状が出ることがあります。
右肩こりと左肩こりで原因は違う?
「右肩が痛いなら○○、左肩なら○○」という単純な区別はできません。
左右どちらであっても、
- 仕事でよく使う側
- 利き手
- マウス操作
- バッグ
- 寝姿勢
- 首の状態
- 肩関節の状態
などを確認することが重要です。
「左肩だから内臓」「右肩だから筋肉」というように、左右だけで自己判断しないようにしましょう。
肩甲骨の内側だけが片側でつらい場合
肩よりも、肩甲骨の内側が片側だけ重いという方もいます。
デスクワークやマウス操作などで、片側の肩甲骨周辺へ負担が集中していることがあります。
肩甲骨の内側の痛みについては、9月3日の記事で詳しく解説しています。
巻き肩にも左右差はあります
鏡や写真を見ると、片側の肩だけ前へ出ているように感じる方もいます。
ただし、見た目の左右差だけで「悪い姿勢」と決める必要はありません。
姿勢には個人差があります。
大切なのは、見た目だけでなく、肩や首の痛み、肩甲骨の動き、腕の動かしにくさなどがあるかどうかです。
片側だけ強く揉めばいい?
右肩がつらいと、右肩だけを長時間強く揉みたくなるかもしれません。
しかし、「痛い場所=原因の場所」とは限りません。
首から症状が出ている場合や肩関節そのものが痛んでいる場合もあります。
また、痛みを我慢するほど強く揉めば良いわけでもありません。
強い刺激でかえって痛みが増す場合は中止してください。
自宅でできる片側肩こり対策① 左右の使用時間を確認
まずは1日の中で、左右どちらの腕をよく使っているか確認してみましょう。
例えば、
- マウスは右手
- スマホも右手
- バッグも右肩
- 荷物も右手
とすべて同じ側に偏っている場合があります。
無理に利き手を変える必要はありませんが、休憩中に腕を下ろす、荷物を持ち替えるなど、同じ側だけを使い続ける時間を減らしてみましょう。
セルフケア② 肩を左右一緒に動かす
片側だけつらくても、痛い肩だけを激しく動かす必要はありません。
- 両腕を身体の横へ下ろす
- 両肩をゆっくり耳へ近づける
- 2秒程度止める
- 息を吐きながら力を抜く
- 両肩をゆっくり後ろへ5回程度回す
痛みのない範囲で行いましょう。
セルフケア③ 同じ姿勢を長時間続けない
日本整形外科学会でも、肩こり予防として同じ姿勢を長時間続けないことが挙げられています。
デスクワークなら、
- 30分〜1時間程度で一度立つ
- 腕を机から下ろす
- 数歩歩く
- 肩の力を抜く
など、短時間でも姿勢を変えてみましょう。
「姿勢を左右対称にする」ことにこだわりすぎない
肩の高さが左右で違うことが気になり、鏡を見ながら毎日無理に肩を揃えようとする方もいます。
しかし、人の身体は完全に左右対称ではありません。
立った写真だけを見て「右肩が1cm高いから異常」と判断する必要はありません。
大切なのは、
- 痛みがあるか
- 首や肩が動くか
- 腕が上がるか
- しびれがないか
- 日常生活に支障がないか
です。
こんな片側の肩痛は医療機関へ
片側だけの肩のつらさでも、次のような症状がある場合は、慢性的な肩こりとして様子を見続けず医療機関へご相談ください。
- 腕や手に強いしびれがある
- 手・腕に力が入りにくい
- 腕を上げられない
- 夜間の強い肩痛で眠れない
- 転倒・事故後から痛い
- 発熱や腫れを伴う
- 日に日に症状が悪化している
また、肩・背中の痛みとともに、胸の圧迫感、強い息苦しさ、冷や汗、吐き気などが出た場合は、肩こりと自己判断せず速やかに医療機関へ相談してください。
首を反らすと片側の肩・腕へ響く方へ
首を後ろへ倒すと片側の肩から腕へ痛み・しびれが広がる場合には、頚椎から出る神経が関係している可能性もあります。
その場合、痛みが出る方向へ首を何度も強く反らしたり、自分で首をボキボキ鳴らしたりする必要はありません。
宝塚げんき鍼灸整骨院では何を確認する?
宝塚げんき鍼灸整骨院では、「右肩が硬いから右肩だけ揉む」という考え方ではありません。
片側だけ肩こりが強い場合は、
- 左右どちらがつらいか
- 首を動かすと症状が変わるか
- 肩関節を動かせるか
- 肩甲骨の動き
- 腕・手のしびれの有無
- マウスやスマホを使う側
- バッグや荷物の持ち方
- 仕事内容
- 普段の姿勢
などを確認します。
頚椎や肩関節などの疾患が疑われる場合は、整形外科での確認を優先していただきます。
筋肉の緊張や身体の使い方、仕事中の負担などが関係している場合には、状態に合わせて手技・ストレッチ・鍼灸などをご提案します。
片側の肩こりに鍼灸を使うこともあります
首肩周辺の筋肉の緊張が強い場合には、状態に応じて鍼灸を取り入れることがあります。
ただし、片側だけだからといって痛い部分へ多く鍼をすればよいというものではありません。
首や肩関節、肩甲骨の動きなども確認したうえで施術を行います。
宝塚市・阪急山本駅周辺で片側の肩こりにお悩みの方へ
「右肩だけいつも硬い」
「左肩だけマッサージしてもすぐつらくなる」
という場合は、痛い側だけを見るのではなく、日常生活でどのように身体を使っているのか確認してみましょう。
マウス、スマートフォン、バッグ、仕事中の身体の向きなど、小さな習慣が片側へ集中していることもあります。
一方、腕・手のしびれや筋力低下、肩関節の強い痛みなどがある場合は、単なる肩こりではない可能性もあります。
まとめ
肩こりが片側だけ強い場合、仕事や日常生活で片側ばかりを使っていることが関係している場合があります。
まずはマウス、スマートフォン、バッグ、仕事中の身体の向きなどを確認してみましょう。
ただし、「右肩だから○○」「左肩だから○○」と左右だけで原因を判断することはできません。
首を動かしたときに肩・腕へ症状が広がる、手がしびれる、腕が上がらない、夜間に強く痛むといった場合は、頚椎や肩関節などの状態を確認する必要があります。
宝塚市・阪急山本駅周辺で、右肩・左肩など片側だけ強い肩こりにお悩みの方は、宝塚げんき鍼灸整骨院までお気軽にご相談ください。


