「上を向くと首の後ろが痛い」
「うがいをするときに首を反らすとつらい」
「首を後ろへ倒すと、肩や肩甲骨まで痛みが響く」
このような症状はありませんか?
首を後ろへ倒す動きは、普段の生活でも意外とよく使います。
高い場所を見る、洗濯物を干す、うがいをする、棚の上の物を取るなどで痛みを感じる方もいます。
首を反らしたときの痛みには、首肩周辺の筋肉の緊張や関節の動きが関係する場合もあれば、頚椎の変化や神経への刺激が関係している場合もあります。
今回は、首を後ろに倒すと痛いときに確認したい症状、考えられる原因、やってはいけないこと、医療機関を受診した方がよい状態について解説します。
- 首を後ろに倒す動きを「伸展」といいます
- まず確認|どこが痛みますか?
- 考えられる原因① 首・肩周辺の筋肉の緊張
- 考えられる原因② 頚椎の加齢変化
- 考えられる原因③ 頚椎症性神経根症
- 頚椎椎間板ヘルニアでも似た症状が出ることがあります
- 上を向くと痛い=ストレートネック?
- デスクワーク中、画面が高すぎない?
- こんな場面で首を反らしていませんか?
- セルフケア① 痛い方向へ何度も反らさない
- セルフケア② 首ではなく肩を軽く動かす
- セルフケア③ 画面・スマホの位置を確認
- 首をボキボキ鳴らしたら楽になる?
- 寝違えとの違いは?
- こんな症状があれば整形外科へ
- 首の痛み+急な強い症状にも注意
- 宝塚げんき鍼灸整骨院では何を確認する?
- 首こりへの鍼灸について
- 宝塚市・阪急山本駅周辺で上を向くと首が痛い方へ
- まとめ
首を後ろに倒す動きを「伸展」といいます
顔を上へ向けるように首を後ろへ倒す動作を、首の「伸展」といいます。
普段は意識しない動きですが、
- 上の棚を見る
- 天井を見る
- うがいをする
- 洗濯物を干す
- 高い位置のモニターを見る
などで使っています。
この動きだけで痛みが出る場合は、どこに痛みが出るのか、一緒に腕や手の症状が出ないかを確認することが重要です。
まず確認|どこが痛みますか?
首の後ろだけが痛い
首を後ろへ倒したとき、首の付け根やうなじ周辺だけに張りや痛みを感じる場合があります。
長時間のデスクワークやスマートフォンなどで首肩周辺の筋肉が緊張している方では、首を動かした際に痛みや動かしにくさを感じることがあります。
ただし、痛む場所だけで原因を判断することはできません。
首から肩・肩甲骨まで痛い
首を後ろへ倒すと、首だけでなく肩や肩甲骨周辺へ痛みが広がる方もいます。
首周囲の筋肉だけでなく、頚椎から出る神経などが関係している場合もあります。
肩から腕・手まで響く
ここは特に注意したい症状です。
日本整形外科学会によると、頚椎症性神経根症では肩から腕に痛みが出たり、腕や手指にしびれが出たりすることがあり、首を後ろへ反らすことで症状が強くなることがあります。
「上を向くと腕までビリッとする」
「首を反らすと指がしびれる」
という場合は、単なる首こりとして強く揉み続けず、整形外科で一度状態を確認することをおすすめします。
考えられる原因① 首・肩周辺の筋肉の緊張
デスクワークやスマートフォンを長時間使用している方では、頭を身体より前へ出した姿勢が長く続くことがあります。
その状態が続くと、首から肩・肩甲骨周辺の筋肉に負担を感じる方がいます。
その後、上を向こうとしたときに、
- 首の後ろが詰まる感じがする
- 首を反らしにくい
- 肩まで突っ張る
と感じることがあります。
この場合も「筋肉が硬いから強く伸ばせばよい」とは限りません。
痛みが出る方向へ何度も無理に反らすのは避けましょう。
考えられる原因② 頚椎の加齢変化
首の骨を頚椎といいます。
年齢とともに椎間板や骨などに変化が起こることがあります。
こうした変化自体は珍しいものではなく、画像上変化があっても症状がない方もいます。
そのため、レントゲンやMRIで「頚椎症があります」と言われたからといって、現在の痛みがすべて画像上の変化によるものとは限りません。
大切なのは、画像だけではなく、痛み方やしびれ、筋力などを合わせて判断することです。
考えられる原因③ 頚椎症性神経根症
頚椎からは、肩・腕・手へ向かう神経が出ています。
頚椎の加齢変化などによって神経根が刺激・圧迫されると、肩から腕に痛みやしびれが出ることがあります。
日本整形外科学会では、頚椎症性神経根症では首を後ろへ反らすことで症状が強くなることが特徴の一つとされています。
例えば、
- 上を向くと首から腕へ痛みが走る
- うがいの姿勢がつらい
- 首を反らすと手までしびれる
- 肩甲骨から腕へ痛みが広がる
といった症状です。
ただし、自分で首を何度も強く反らして「神経のテスト」をする必要はありません。
症状がある場合は医療機関で適切な診察を受けましょう。
頚椎椎間板ヘルニアでも似た症状が出ることがあります
頚椎椎間板ヘルニアでは、椎間板が突出して神経を刺激し、首だけでなく肩・腕・手へ痛みやしびれが出ることがあります。
宝塚げんき鍼灸整骨院の頚椎椎間板ヘルニアページでも、
- 首を動かすと腕へ響く
- 指がしびれる
- 手に力が入りにくい
- 肩甲骨の内側が痛い
といった症状をご紹介しています。
上を向くと痛い=ストレートネック?
「首が痛いならストレートネックですね」と言われることがあります。
しかし、上を向いたときに痛いという症状だけでストレートネックが原因と判断することはできません。
首の形だけでなく、
- どの方向へ動かすと痛いか
- 肩や腕へ症状があるか
- 首の可動域
- デスクワーク時間
- 肩甲骨や胸椎の動き
なども一緒に確認する必要があります。
デスクワーク中、画面が高すぎない?
首の負担というと、「画面が低すぎる」ことばかり注目されます。
しかし、モニターが高すぎて常に少し上を向いている場合も、首を反らした姿勢が長くなります。
日本整形外科学会でも、遠近両用眼鏡などを使用してパソコン画面を見る際、首を反らした姿勢になることが症状へ影響する場合があると説明されています。
画面を見るときにあごが上がっていないか、一度横から確認してみましょう。
こんな場面で首を反らしていませんか?
- 高いテレビやモニターを見る
- 遠近両用眼鏡でPC画面を見る
- 美容室のシャンプー台
- 歯科治療で長時間上を向く
- 棚の上の物を取る
- 天井作業をする
- 長時間の上向き作業
症状が出る場合は、無理に首を反らし続けず、作業環境や姿勢を調整してみましょう。
セルフケア① 痛い方向へ何度も反らさない
首が後ろへ倒しにくいと、
「動かさないと硬くなるから」
と何度も限界まで反らす方がいます。
しかし、反らすたびに首や腕の痛み・しびれが強くなる場合は、その動きを繰り返す必要はありません。
特に腕へ響くような症状がある場合は無理をしないようにしましょう。
セルフケア② 首ではなく肩を軽く動かす
首の痛みがある場合、首を大きくグルグル回す必要はありません。
まずは、
- 両肩をゆっくり耳へ近づける
- 2秒ほど止める
- 息を吐きながら力を抜く
- 肩をゆっくり後ろへ数回回す
など、痛みの出ない範囲から身体を動かしてみましょう。
セルフケア③ 画面・スマホの位置を確認
一日の多くをパソコンやスマートフォンで過ごす方は、セルフストレッチを5分行うよりも、何時間も続く作業姿勢を見直す方が重要な場合があります。
画面を確認するときに、
- あごが上がり続けていないか
- 逆に極端に下を向いていないか
- 椅子と机の高さが合っているか
を確認してみましょう。
首をボキボキ鳴らしたら楽になる?
首が詰まった感じがすると、自分で強くひねったり反らしたりして音を鳴らしたくなる方もいます。
しかし、痛みやしびれがある状態で無理に大きく動かす必要はありません。
「音が鳴った=ズレが治った」という意味でもありません。
特に腕や手への神経症状がある場合は、自己流の強い矯正を避けましょう。
寝違えとの違いは?
朝起きたとき突然首が痛くなり、左右へ向けない場合は、いわゆる寝違えのような状態も考えられます。
寝違えでは首を左右へ回す、傾けるなど複数の方向で痛むことがあります。
一方、今回のように「上を向くと特に痛い」「腕まで響く」という場合は、首の動きだけでなく神経症状の有無も確認することが重要です。
こんな症状があれば整形外科へ
首を後ろへ倒したときの痛みに、次の症状が加わる場合は整形外科での確認をおすすめします。
- 肩から腕・指まで強く痛む
- 手や腕のしびれが続く
- 腕や手に力が入りにくい
- 物をよく落とすようになった
- ボタンや箸の操作が以前より不器用になった
- 歩くと脚がもつれる
- 階段で手すりが必要になってきた
- 手足のしびれが広がっている
- 転倒・交通事故後から首が痛い
- 日に日に症状が強くなっている
特に、手先の細かな動作がしにくくなる、歩行が不安定になるなどの症状は、頚髄が圧迫される頚椎症性脊髄症でもみられます。
単なる首こりとして長期間様子を見ないようにしてください。
首の痛み+急な強い症状にも注意
次のような症状がある場合は、通常の首こりとして整骨院で様子を見る状態ではありません。
- 大きな事故や転倒後の強い首の痛み
- 手足が急に動かしにくくなった
- 急激に広がるしびれ
- 意識の異常
- 突然の激しい頭痛を伴う
症状によっては速やかな医療機関での対応が必要です。
宝塚げんき鍼灸整骨院では何を確認する?
宝塚げんき鍼灸整骨院では、「首を後ろへ倒すと痛い」という場合、ただ首の後ろを揉むだけではありません。
まず、
- 首のどの方向で痛むか
- 痛みが首だけか、肩・腕まで広がるか
- 手や腕のしびれがないか
- 筋力低下がないか
- 首の可動域
- 肩・肩甲骨周辺の動き
- デスクワーク環境
- 症状が始まったきっかけ
などを確認します。
神経症状や頚椎疾患が疑われる場合は、整形外科での診察・画像検査を優先していただきます。
医療機関で大きな問題がなく、筋肉の緊張や身体の使い方などが関係している場合は、状態に合わせて手技・ストレッチ・鍼灸などをご提案します。
首こりへの鍼灸について
首肩周辺の筋肉の緊張が強い方では、状態に応じて鍼灸を取り入れることがあります。
ただし、鍼灸で神経の強い圧迫や脊髄症そのものを診断・治療するわけではありません。
腕や手への強い神経症状、筋力低下などがある場合は、まず整形外科で原因を確認することが重要です。
宝塚市・阪急山本駅周辺で上を向くと首が痛い方へ
「普通にしていれば大丈夫だけど、上を向くと痛い」
「うがいをすると首の付け根が痛い」
「首を反らすと肩や腕まで響く」
このような場合は、痛みが出る場所と神経症状の有無を確認することが大切です。
単純な筋肉の緊張の場合もありますが、腕や手のしびれ・筋力低下などがあれば頚椎由来の症状も考える必要があります。
まとめ
首を後ろへ倒すと痛い場合、首肩周辺の筋肉の緊張が関係することもあれば、頚椎や神経が関係している場合もあります。
特に、上を向いたときに肩から腕・手まで痛みやしびれが広がる場合は、頚椎症性神経根症なども考える必要があります。
痛みが出るからといって、何度も首を限界まで反らしたり、自分で強くボキボキ鳴らしたりする必要はありません。
また、手に力が入りにくい、細かな作業がしにくい、歩行が不安定になるといった症状がある場合は、整形外科での確認を優先してください。
宝塚市・阪急山本駅周辺で、上を向くと首が痛い、首から肩・肩甲骨周辺がつらいという方は、宝塚げんき鍼灸整骨院までお気軽にご相談ください。


